2nd factor(セカンドファクター)〜いい音楽が生まれるための二つ目の因子〜 楽器・音響機器全般の製作、修理、メインテナンス

Taylorのデモ用のCUTシステムがありましたので、写真に収めてみました。
新しいエレアコの作り方 考え方が見て取れます。
なるだけ特殊な職人芸的技術を排除する方向の設計。
これは技術の進歩? それとも後退?

Taylor必殺の
ネックボルトオンシステム


ネックヒール部に鬼目が打ち込まれている。
ジョイントは以前のように木製のダボでなく、
金属製のボルト。

 

ネックジョイント部の調整用シムスペーサー

ボディトップを裏から見たところ


   

ブレイシングの状態が一目でわかる。

プリアンプシステムの基板


コネクターに
モジュラージャックが使用されているのが見える。
チップ抵抗 フラットパッケージのOPAMPなど
徹底した小型化。

 


   

Taylorのもうひとつの脅威。
サウンドホールのすぐ上の指板の下のマグネチックPU。
驚くほど小さい。

 


   

コイルのターン数はストラトの1/10ぐらいか?
サンライズと大違い。
2弦のポールピースが小さいのがわかる。

Taylor自慢のピックアップ


   

こうして見るとダイナミックマイクのエレメントを
非常に小型にしたような物。
接着は完全にボンド。

 


ブレイシングとブレイシングの間の非常に面白い位置に
PUが貼り付けられているのが見える。

ネックの断面


意外と指板が厚くマホガニーのネック部は薄い